子供の野菜嫌いを何とかしたい!【第6回】


子供の食生活は大丈夫?

野菜ジュースはサラダの代わりになる?

野菜嫌いの子供に野菜ジュースを飲ませることは、野菜を食べることと同様の効果が得られるでしょうか?

また、一日分の野菜が入っているとか書いてあるのもありますが、本当ですか?

などなど。。。体を気遣う人が増えていますが。。。

厚生労働省の『健康日本21』で推奨している一日の野菜摂取量は、大人は『350グラム』

子どもは『110~140g』とされています。しかし、多くの人は摂取量が足りないと言われています。

野菜ジュースは野菜サラダの代替えになるか? 野菜ジュースは野菜サラダの代替えになるか?

野菜嫌いの子供たちに、生野菜で110~140gも食べさせようとするとタイヘンですが、ジュースにするとスッと簡単に飲みそうですよね。

厚生労働省の国民健康・栄養調査の結果では、「野菜を1日350g(子供110~140g)以上を食べている人は、食事全体がバランス良く、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの不足しやすい栄養素が充足された食事をしていた。」という結果がでています。

食事で不足がちの野菜を補う目的として、野菜ジュースを活用する方も多くなってきていますね。

野菜ジュースも進化していて、コンビニやスーパーでは選ぶのに迷うほど、たくさんの種類が販売されています。

「1日分の野菜が摂れる!」といったものも増えています。

このタイプのジュースは、製品1本(およびメーカー規定量)に、厚生労働省の『健康日本21』で推奨している、一日の野菜摂取量350グラムを、濃縮して作った野菜ジュースなんです。
野菜ジュースが、市販のいわゆるペットボトルや、パック、缶入りのジュースであれば、結論から言えば、答えはNOです。

食物繊維の違い。 食物繊維の違い。

野菜を摂る目的の1つに食物繊維の摂取があります。

野菜に含まれる成分のうち、人の消化酵素で消化されにくい成分なんです。お通じにいいのはよく知られていますね。

ただ、ジュースの製造過程で野菜は粉砕されるため、食物繊維が「水に溶けにくいタイプ」と、「水に溶けるタイプ」に分かれます。

水に溶けにくいものを「不溶性食物繊維」、水に溶けるタイプを「水溶性食物繊維」と呼びます。

それぞれ効能が違うので、バランスよく摂るのが理想です。
不溶性:水溶性=2:1が良いとされています。

不溶性食物繊維の働きは、繊維自体が水に溶けないので、水を多く吸収します。

すると数倍に膨らみ、これが腸を刺激することで、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にして、腸内の老廃物を排せつ、便秘などの予防、解消になるんです。

知恵袋

でも、野菜ジュースの加工工程で、不溶性食物繊維が少なくなったり、舌触りの面から、成分の一部が排除されていたりします。

このため、成分の割合が変化して、野菜を食べた時と同等の効果にはならないようです。

あと、食物繊維の多い野菜を、しっかり噛んで食べることにより、ホルモンが分泌され、満腹中枢を刺激して過剰な食欲を抑制してくれます。代謝も活発になり、消費エネルギーが高まるなどの効果も知られています。

よく噛みゆっくり食べることによって、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果も期待できます。

こういった効果は、流動食の野菜ジュースではなかなか得られないようです。

しっかり食物繊維が摂れるようにするためには、野菜を食べるか、食物繊維のサプリメントを併用する必要があるようです。

効率のいい野菜ジュース活用法 効率のいい野菜ジュース活用法

「野菜ジュースを飲んでいれば、野菜を食べなくても大丈夫!」とは言えませんが、野菜嫌いで食べない時や、野菜料理が手に入らない状況のとき、手軽に摂ることが出来る点で、生野菜より優れている点は見逃せません。

野菜嫌いの人や、外食が中心となってしまう人、ゆっくり食事をする時間がない場合には、野菜の代替えとして活用するのは、とてもよいことです。

ただ注意点があって、野菜嫌いの子供たちに慣れさせる場合や、栄養補助の目的の場合はよいのですが。。。ダイエットや健康診断の数値など、健康管理を中心に考えられている方は、特に注意して下さい。

果物がミックスされたものは避け、食塩を使っていない(または無添加)ものを選びましょう。

果物が入るともちろん飲みやすいですが、糖分が多いのでエネルギーのとり過ぎになりやすい点、『太りやすい』『血糖値上昇』に注意が必要です。

知恵袋

自宅で、ジューサーやミキサーを使ってジュースにするのであれば、咀嚼に関すること以外は、栄養素的には生野菜にほぼ遜色ない効果が得られます。

例えば、350gの緑黄色野菜を毎日食べるのは、準備からして面倒だし、経済的にも難しい。ジュースにしてしまえば、コップ一杯たらずですから。

5種類以上の緑黄色野菜をジュース、グリーンスムージ(青汁)にして飲むことは、野菜を少々食べるよりも効果的と言われていますよ。

野菜嫌いの子供たちには、野菜サラダではなく、温野菜がおすすめです。

温野菜にすることで、もさもさした歯ごたえが無くなるのと、甘味が増えるので、とても食べやすくなります。
茹でるのではなく蒸すことで、栄養素が流れ出るのを防げます。

シリコンスチーマーを使うと、とても簡単調理できます。多少大目に作って冷蔵庫に常備野菜としてストックしておくと便利!

子供が野菜に慣れてきたら、カット野菜や冷凍野菜の活用、下ごしらえのいらない簡単な野菜料理、市販の惣菜などを活用して、野菜の摂取量を増やす工夫もしてみましょう。

◆ その他、『子供の野菜嫌い』については、文末の【一緒に読まれている記事】をご覧ください。


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