簡単!どんどん増える!挿し木で増やす!【第2回】


挿し木でふやす

挿し木の成功率をあげよう。

し木を成功率を高くするには、挿し穂採取前の状態に注意しましょう。

挿し木後も光合成は行われるけれど、穂木採取前の葉に含まれている栄養に頼っています。

そのため、挿し穂採取前の、親木の健康状態が極めて重要な要素になるんです。

施肥(肥料)との関係では、リン酸、カリの含量が高い親木から、挿し穂を採取した場合には、発根率が高くなることが知られているので、挿し穂を取る親木の状態で成功率が違ってきます。

差し穂の発根能力がとても大切! 差し穂の発根能力がとても大切!

植物の発根能力は、植物体の齢(若さ)と密接な関係があり、親木の年齢が若いほど発根能力が高いとされます。幼若性とも呼ばれ、若い齢ほど幼若性が高いというわけです。

幼若性は、実生のものが最も幼若性が高く、樹齢を経るにつれて幼若性が低くなります。

幼若期の植物の特徴は、旺盛な栄養生長を行い、花芽分化などの生殖生長が抑えられます。

樹全体の幼若性を分類すると、幹(根)に近い部分ほど幼若性が高く、先端に近いほど幼若性が低くなります。

知恵袋

差し穂を採取する時は、通常に生長した先端の枝を用いるより、親木の幹から発生した枝や、剪定後に発生した枝を差し穂とした方が発根率が高いんです。

また、親木の年齢と発根能力との間にも密接な関係があり、栽培年数を経るに従って発根率は低下します。

親木は栽培年数の短いもの程良く、何年も栽培したものでは発根率が低くなります。同様に、花芽の着生した枝を穂木とすると、発根率が著しく低下します。

挿し木3つのポイント 挿し木3つのポイント

挿し木の成功率をあげるには、以下の3つが大きなポイントになります。

  • ①穂木の採取前に、親木を剪定(切り戻しやピンチ)し、そこから発生した徒長枝や切り戻し枝をつかう
  • ②親木は何年も栽培せず、更新する。
  • ③花芽が分化した枝を、穂木につかわない。
発根しない理由は? 発根しない理由は?

挿し木をする場合は、以下の悪条件を極力少なくすると成功率が上がります。

  • ①乾燥に弱い。
  • ②挿し穂が腐りやすい
  • ③生長ホルモン(オーキシン)の、体内活性が低い。
  • ④発根阻害物質が体内に含まれる。
  • ⑤切り口から酸化しやすい(褐変しやすい)。

ポイントは差し穂採取と、挿し木時期、挿し木後の水やり、日照・温度管理に注意することです。

発根促進剤や植物活力剤を併用すると、活着率を上げることができます。

発根促進剤には、生長ホルモン(オーキシン)の活性をあげる、オキシベロンやルートンが、植物活力剤はメネデールが人気のようです。

◆ その他、挿し木については、文末の【一緒に読まれている記事】をご覧ください。


発根促進剤・植物活力剤
発根促進剤 オキシベロン

オキシベロン

挿し木の発根促進剤 植物成長調整剤!
挿し木の発根促進や、発生根数の増加が期待できます。

  1. 粉末インドール酪酸粉剤
  2. 発根を促進させる植物ホルモン剤です。
  3. 10gでさし穂の直径が2ミリ以下なら400-500本使用できます。
  4. 2-4ミリなら300-400本使用。
  5. 6-8ミリなら100-200本使用。
  6. 挿し穂の切り口を水に付けて粉末をまぶし、挿し木の床に挿します。
発根促進剤 ルートン

ルートン

挿し木・さし苗の活着をよくする発根促進剤です。

  1. α- ナフチルアセトアミド粉衣剤
  2. 発根を促進させる植物ホルモン剤です。
  3. 挿木、挿苗の発根を促進させます。
  4. 発根が促進されることで、挿木、挿苗の活着率が良くなります。
  5. 挿し穂の切り口を水に付けて粉末をまぶし、挿し木の床に挿します。
  6. 粉末だけでなくペースト状でも。
植物活力剤 メネデール

メネデール

植物の生長に必要な物質は、主に根毛からイオン化された形で吸収されます。
鉄をイオンの形で含む水溶液で、素早く吸収されるため、根の生長を助けます。
水分や養分の吸収力を高め、光合成を活発にする働きもあります。

  1. 挿し木など植物をふやす時
  2. 新しく植物を植える時
  3. 株分けや、植え替え。
  4. 弱った植物を回復させる時
  5. …に使います。

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